高血圧症

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高血圧症とは?

血液が血管の中を通るとき、血管にかかる圧力のことを血圧といいます。心臓は、ポンプのように毎分60~70回ぐらい、血液を血管へと押し出しています。その血液の量が通常より多かったり、血管が細くなっていたりすると血管に圧力がかかりすぎ高血圧になります。高血圧は自覚症状はほとんどありません。そのため、定期的に血圧を測っておないと、高血圧を発見することは難しいのです。
また、せっかく早いうちに発見できても、自覚症状がないからと放置してしまいがちです。放置すると、血管が硬くなる動脈硬化になったり、のちに虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳卒中などの発作を起こす恐れがあります。
高血圧は症状がほとんどないままに、長年かかって血管を破壊していきます。そのため「サイレント・キラー」とも呼ばれる、おそろしい病気です。さらに、腎臓も動脈硬化の影響を大きく受ける臓器で、腎臓は血液の中からいらない老廃物や有害なものを濾過してとりだし、それを尿にして体外に出すという働きを持っている臓器です。だから、動脈硬化が起こって血液の流れが悪くなると、腎臓の働きは落ちてしまいます。


高血圧になりやすい人

濃い味付けが好き
野菜や果物をあまり食べない
運動をあまりしない
家族に高血圧の方がいる
ストレスがたまりやすい
お酒をたくさん飲む
たばこを吸う
血糖値が高いと言われたことがある
油っぽい食べものを好む



適正血圧

若年者・中年者(65歳未満) 130/85mmHg未満
高齢者(65歳以上) 140/90mmHg未満
糖尿病患者 130/80mmHg未満
脳血管障害患者 140/90mmHg未満


血圧の正しいはかり方
病院で測ってもらう血圧のほかに、最近注目されているのが家庭血圧です。病院で血圧を測ると緊張してしまって、本来のその人の血圧よりも数値が高く出てしまう人がいます。そういう人は、自宅でリラックスしているときに測るほうが正しい血圧が測れると考えられるようになったためです。

  • 朝と夜、それぞれ少なくとも1回は測る。
  • 朝は起きてから1時間以内に。降圧薬を飲む前に、いつもの自分のすわる姿勢で測ります。測る前1~2分ぐらいは安静にしましょう。
  • 夜は寝る前に。やはりいつもの自分のすわる姿勢で測る。測る前1~2分ぐらいは安静にしましょう。
  • できるだけいつも同じ時刻に測りましょう。
  • 測った結果はすべて正直にノートなどに記録し、かかりつけ医にみせる。時刻と心拍数も一緒に記録しよう。




高血圧を予防する


高血圧を予防するために大切なことは、適度な運動・適切な食事・ストレスをなくすことです。運動をしている最中は血圧が上がります。血液循環がよくなって血流量も増しているためで、この時には血圧が上がっています。ところが、一般的には運動習慣のない人の血圧のほうが、運動習慣のある人にくらべて高くなっています。そして、酸素をたくさん使う運動(有酸素運動)は、長期間くり返して続けると血圧を下げる作用があることがわかっています。
食事に関しては、減塩をし薄味になれることが大切です。さらに、バターや肉といった動物性脂肪の摂取を減らすことは効果的です。しかし、あまり偏った食事になりすぎないようにバランスよく食べましょう。ストレスは血圧を上げるという報告があります。なので高血圧の予防には、かかったストレスはなるべく早く解消し、心身ともにリラックス状態にもっていったほうがいいのです。自分なりのリラックス法を見つけて実行するといいでしょう。




治療方法


  薬を用いるとき、使う目的に合った作用を主作用といいます。血圧を下げる
  薬の主作用はもちろん降圧作用なのですが、それ以外に起こってくる作用は
  すべて、副作用といいます。何の薬でもそうですが、高血圧の薬にも副作用
  があります。 降圧薬には多くの種類があって、それぞれに特有の副作用が現
  われることがあります。薬をもらうとき、医師あるいは薬剤師に、しっかり
  副作用のことを聞いておきましょう。
  気になる副作用があらわれても、自分で勝手に薬を止めたりしていはいけません。すぐにかかりつけの医師に連絡して、こういう症状が出て気になると伝えましょう。そうすれば、薬の種類や用量を変えたりしてくれます。自分に合った薬で適正血圧を保ちましょう。




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